アナタはなぜチェックリストを使わないのか

  • 著者: アトゥール・ガワンデ
  • 印象: 3 (1-3)
  • 読んだ時期: 2020年4月

 

複数の人数で複雑な工程をこなす仕事を効率的に行う上でのチェックリストの有効性を力説した本。なんとなくチェックリストって大事だよなとずっと思っていて、本を知ったときにすごく興味を持ったので読んだ。良い本だった。

 

著者は医師であり、病院業務の複雑さ (しかも1つの間違いが患者の死につながる) に悩んでいたときに、航空業界で運用されてきたチェックリストの存在を知る。そこから自分の仕事にチェックリストを適用し運用していく過程が、航空業界でのチェックリストの発展の歴史や、チェックリストの効果を示す事例などを紹介しながら、説明されている。

 

具体的にチェックリストをどう作ればよいかは分からないが、本を読むと、どんな感じのチェックリストが理想的かということは分かる。なので、自分の仕事にも使えそうだという実感を持たせてくれる。また、いちおう参考資料として、本の最後に「チェックリストのためのチェックリスト」があるので、チェックリストを使いながらチェックリストを作成できるようになっている。

 

以下、自分用に参考になった点をまとめる。

  • チェックリストはマニュアルとは違い、熟練者を支援するツールである。

  • 見やすさはとても大事、できればA4いちまい、項目は5-9個、書く項目は20秒位内に判断できる文章で書く。

  • 実用して改善していく。

  • 一時停止点を設ける。

  • 作業のチェックリストと、コミュニケーションのチェックリストの両方が必要。後者があることによって、複雑な業務にもチェックリストを適用することができる。

  • 読むのち行動 と 行動のち確認の2種類がある。