• 著者: 夕木春央
  • 読んだ印象: 2 (1-3)
  • 読んだ時期: 2023年11月

 

ひょんなことから巨大な地下施設に閉じ込められた9人が、閉じ込められている最中に起こった殺人事件の犯人探しと、脱出方法を考えるミステリ小説。

 

偶然見つけた地下施設で一夜を明かしていたら、地震が起こり、出入り口が巨大な岩で塞がれてしまう。同時に地下水が施設に入り込み、1週間後には水没してしまうことが分かった。出入り口を塞ぐ岩は、施設内にある機械を使うと取り除けるが、その機械を操作する人間は地下施設から二度と出られなくなる。というとんでもない状況の中で、なぜか殺人事件が発生し、生き残った人間は、殺人を犯した犯人に犠牲を強いるという暗黙の了解のもと、犯人探しを始める。

 

本の帯に書いてある通り、ラストの衝撃が大きい。あとがきによると、ラストに至る道筋はミステリ小説ファンもうなる本格展開であるとのことだが、推理力ゼロの僕にとってはラストに至るまでの助走期間でしかなかった。

 

また、地下施設における活動は以外に地味であり、閉じ込められた人間は基本的にダラダラして過ごしている。あと1週間で全員死ぬかもしれないという状況にしては怠惰すぎじゃね? という気もするが、逆にリアルな気がしないでもない。