読書感想: 憤死
- 著者: 綿矢りさ
- 読んだ感じ: 1.5 (1-3)
- 読んだ時期: 2025年5月
ちょっと不思議な感じの話が掲載された短編集。
冒頭のは3ページくらいの超絶短い内容であり、本人の幼少期の思い出みたいな感じで書かれているが、内容がよく分からなかった。
タイトルにもなっている「憤死」は、根拠のない自信に超絶満ち溢れた女性の生き様を、友達目線から描いた話。憤死というのは憤慨しながら死ぬという意味なのだが、著者が思うザ・憤死の様が表現されている。
他、悩み相談を受ける側が相談する側に依存し従属していく話とか、人生ゲームのマス目に描いてあることが実際の人生の中で起こっていく話とかが掲載されているが、何となく、思いついたテーマから話を広げてみた感じがあり、話の底が浅い感じがした。