日経新聞朝刊の代表的なコラムである「私の履歴書」は、その人の人生がわかって面白いが、月のはじめはその人物の子供時代の話で、だいたい年齢的に戦後の焼け野原でこんな風に過ごしてました みたいなものが数日続くので、月の中旬以降から読んでも間に合う感じがする。

また、既に成功した人の自伝なので、ナルシズム的な雰囲気がたまに鼻につくときがある。

普通の会社の社長の場合、戦後の焼け野原でたくましく生きる→旧帝大的なところで青春を謳歌する→ひょんなきっかけで会社に就職する→尖った先輩の洗礼を受けて成長する→結婚したり海外赴任する→先代から次期社長を言い渡されるときのエピソードがドラマチックに語られる→社長として頑張る→引退して文化活動を謳歌する みたいなテンプレ展開が多いので、若干飽きる。でももし自分が書くとしても (需要ないけど) 上記のようになると思うので仕方ないとは思う。

女優とか職人的なものは波乱万丈で面白い。最近だと、茶碗屋の樂直入氏はナルシズムを超越した謎世界観が繰り広げられており面白かった。

 

一方で、夕刊のコラム的な記事「プロムナード」は、いろいろな人が好き勝手に書いている感じで面白い。

去年の半年間は、SEKAI NO OWARIでピアノを引いてる藤崎彩織氏と、髭男爵の山田ルイ53世氏が面白かった。

藤崎さんは、バンドメンバーと共同生活してる途中で結婚して家族と住むようになった時期らへんの話が、新しい時代を生きてる人って感じだった。

山田ルイ53世氏は、冒頭の前フリを最後にちゃんと回収してオチをつけるのが芸人ぽい。一発屋の自虐ネタが多いが、もう少し毒を吐いてもらっても面白かったように思う。

最近のだと春風亭一之輔氏のが面白い。コロナの影響で生活が変化している状況で、小さな発見を率直な言葉で綴っている感じがある。

 

昔は「私の履歴書」に連載できるようになりたいと思っていて、それが無理と分かり、プロムナードなら行けるかも、と思ったが、それも多分無理なので、エキサイトコネタニュースへの連載を目標に頑張ろうと思う。