最近のニュースはもっぱら新型コロナウイルス関連だが、コロナウイルスの恐ろしさとか、世界に与える影響とはまた別の意味で、ニュース番組を見ていると精神的に不安定になってくる気がする。

 

まず、感染拡大傾向にも関わらず外出する人々の例として、USJに行く家族が紹介される。ここでは、「心配だけど対策しっかりして楽しみます」というコメントを紹介して、どちらかというとポジティブな伝え方をする。

 

次に、感染拡大傾向にも関わらず外出する人々の別の例として、パチンコに並ぶ行列がされる。ここでは、「行列で密が発生している」雰囲気を示して、どちらかというとネガティブな伝え方をする。

 

最後に、閑古鳥が泣いてる観光業の例として、あるホテルが紹介される。「連休初日でしたけど宿泊者ゼロでした」というコメントが紹介され、どちらかというと同情的な伝え方をする。

 

一つ一つのニュースの伝え方に、製作者の主観 (批判なり賞賛なり) が暗に含まれており、気持ち悪い。

 

そして、ニュースキャスターが都度「クラスターが心配ですね」「観光業の方はなんとか頑張って欲しいですね」と、その製作者の主観に対する共感を強制してくる感じが、更に気持ち悪い。

 

結果として、精神的に不安定な気持ちになる。

 

対処法がよくわからないので、ニュースはできるだけ文字で摂取することにして、ニュース番組はエンターテイメントショーという位置づけで見ることにしている。