祈りの幕が下りる時
- 著者: 東野圭吾
- 印象: 2 (1-3)
- 読んだ時期: 2020年11月
著名な舞台演出家である女性の友人と、正体不明のホームレスが殺された事件を、日本橋署の刑事である加賀恭一郎が解決する過程で、彼自身の過去が明らかになっていく話。
何冊も東野圭吾 (と伊坂幸太郎) の小説を読んだことによって、物語の中盤くらいで、これは多分こういうことなんだろうという事件の真相的なものを予想することができるようになった。いまなら、「屍荘の殺人」をもっと楽しめるかもしれない。
登場人物が抱えているそれぞれの影なり十字架が描写されていく感じが心に残った。