読書感想: スティーブ・ジョブズ
- 著者: ウォルター・アイザックソン
- 読んだ印象: 2 (1-3)
- 読んだ時期: 2024年1月
イーロンマスクの本を呼んで、アイザックソン氏の現代社会の伝記的な話を読みたいと思い、数年前に出版されたジョブズの伝記を読んだ。
ジョブズの人生はネットサーフィンレベルで何となく知っていたが、特に80年代のアップルのあたりなどは、創業株主ではあっても経営権を持っていなかったりして、思っていたよりサラリーマンっぽい人生だったことに意外さを感じた。
ユーザー体験のすべてをコントロールしたいというジョブズの欲求が、一度マイクロソフトのOSライセンシング戦略に敗北した後、iTunesで大勝利を収めるところが劇的で面白い。
すべてをコントロールしたいジョブズからすると、マイクロソフトやアンドロイドが構築したようなオープンな仕組みは吐き気を催すほど嫌悪感のあるものだと思うが、僕は結構オープンなシステムが多様性がある感じで好きなので、ジョブズの欲求を理解することはできても、共感するには至らなかった。