• 著者: 雫井脩介
  • 読んだ感じ: 1.5 (1-3)
  • 読んだ時期: 2024年9月

 

数年ぶりに参加した高校の同窓会で会った友人3人と、高校時代に嫌がらせをされていた生徒指導の教師にお礼参りをしたところ、その日の夜に教師が謎の死を遂げて、お互いに疑心暗鬼になりながら真犯人を見つけていく話。

 

友人3人はそれぞれ、真面目なやつ、ちょっと悪いやつ、と性格が異なっているのだが、ちょっとした会話の中にしかそのような性格の相違が描写されていないので、人物像が弱く、生徒指導の教師を待ち伏せして拉致し、人気のないところでいじめる みたいな感じのことをするのだが、いくら嫌いだったからとはいえ、そこまでするか? とリアリティを感じられなかった。また、話が進むにつれて、友人の秘密が明らかになるのだが、これも、こんな普通の奴らがそこまでするか? とリアリティを感じなかった。

 

天突き体操は絶対にやりたくない。