プログラミングを教えるということ
プログラミング教育の重要性が叫ばれているが、プログラミングの本質はつまるところ自己完結するシステム・社会装置を構築することにある。会社経営とか研究も1つのプログラミングと考えられる。
だとすれば、重要なのは仕組みの作り方を学ぶことであり、そのためのツールは何であっても構わない。いわゆる「プログラミング」は、PCやゲーム機が1台あれば簡単に系が構築できるという点で優れている。しかし、子供会を運営するとこか、新しい遊びを考えるといった活動も広義のプログラミングになるはずだ。
誰かが作ったシステムの中で遊ぶことと、システムそのものを作ることは全く次元の異なる活動であることを認識しなければならない。特にPCを使った前者の活動をしていることをプログラミングだと勘違いしてはいけない。ただし前者の活動も後者の入り口になりうるから、否定する必要はない。
プログラミングを教えることよりも、システムや社会装置を作ってるっぽい動きを子供がやり始めたときに、それをサポートしてあげることが大事だと思う。